77-78 ぼくらのベスト 木之内みどりアナログ・アルバム完全復刻 package 2 B0001Z2ZDY
■Amazonエディターレビュー 『硝子坂』(77年)は、木之内みどりの最高傑作といえる充実した内容で、松本隆によるメルヘン路線の歌詞と、ラスト・ショウによる彩り豊かな演奏とが絶妙にマッチしたロマンティックな前半部が特に秀逸。タイトル曲は高田みづえのデビュー・ヒットとして知られているが、この録音はそれとほぼ同時期らしく、まさに競作といえるものだ。 『ジュ・テーム』(77年)は、前半がアメリカン・ポップス、後半がヨーロピアン・ポップスのカバーで構成されている。選曲はかなり渋めで、これは当時のスタッフの趣味なのだろうか? ポップな「スキャンダル・スカイ」など、後半部に聴きものが多い。 『横浜いれぶん』(78年)では、小悪魔的な歌詞で新境地をアピール。スマッシュ・ヒットしたタイトル曲や、かまやつひろし作の「まだ手探りしている天使」が良い。ラスト作となった『苦いルージュ』(78年)は、シティ・ポップ色濃い仕上がりで、とりわけリゾート気分満点の前半部がさわやか。林哲司、後藤次利、大村雅朗らの仕事ぶりが光っている。(木村ユタカ) |