 | フレンズ ― メモリアル・ボックス B000063CUA
■Amazonエディターレビュー 韓国のキムタクこと人気俳優ウォンビン、演技派アイドル深田恭子共演による日韓合作ドラマ。日韓の脚本家が前編・後編を書き分け、日韓で同時放送という新しい試みがなされた記念碑的な作品だ。 香港旅行でひょんなことから出会った映画監督志望の青年キム・ジフン(ウォンビン)と智子(深田恭子)。夢を語り合い、互いに惹かれていく2人だが、ジフンの兵役、家族観の違い、両親の反対など、さまざまな壁に阻まれてしまう。離れ離れになっても想いを育てていく2人。ジフンが智子をモデルに撮影した映像が、やがて彼らの夢をつないでいく…。 透明感のある映像と、練られた脚本、主演ふたりの真摯(しんし)な演技が心を打つ。ソウルの街や鉄道の風景、若者に課される兵役という重い現実など、さりげなく描かれた韓国の姿も興味深い。(茂木直美) |
 | 蝉しぐれ B00014B1SK
■Amazonエディターレビュー 藤沢周平の長編時代小説のドラマ化。東北の小藩に生きた下級武士の息子の波乱に満ちた青春模様が、奇をてらうことのない正攻法で描かれている。義父・牧助左衛門(勝野洋)が藩の世継ぎ争いの陰謀に巻きこまれ、ついには切腹させられてしまう。反逆者の子という烙印を押された文四郎(内野聖陽)は、その屈辱に耐えて勤めと剣術に励み、仇である主席家老・里村左内(平幹二郎)への復しゅうを誓う。 社会の理不尽に直面する中で、義を見てせざるは勇無きことかとの決断を迫られる主人公の耐え忍ぶ姿、ひたむきな思いが切々としていていい。文四郎とふく(水野真紀)との宿命的な関係も物語の見どころ。敵方の松明を避けるため、舟底に横になって身を潜める場面の美しさたるや。月明かりに照らされる2人の絡み合う姿には息をのむ。また、闇に真剣の輝きだけが鈍く光る殺陣も迫力満点だ。ただ、ほとんど忍術のような秘剣村雨の再現には、肩透かしを食わされた気分。(麻生結一) |
 | 祭りの準備 ニューマスター版 B0000V4OJW
■Amazonエディターレビュー 脚本家・中島丈博の自伝的作品を、黒木和雄監督が映画化。中島自身がモデルと思われる青年・楯男(江藤潤)が、故郷のわずらわしい人間関係から逃れて東京行きを決意するまでを描く。 また江藤と同様、当時新人であった竹下景子が初々しい姿を見せ、江藤とのラブシーンではその肢体を披露している。ハナ肇、馬淵晴子といった多彩な出演者の中で、特筆すべきは原田芳雄扮する、楯男の友人でヤクザの利弘で、犯罪に手を染めながら、楯男の旅立ちには駅のホームで万歳を三唱して見送る優しさをあわせもつ。がさつで乱暴だが時に優しい、ぶっきらぼうな男を演じさせたら天下一品の原田芳雄の今日に至るまでの代表作と言え、万歳三唱のラストシーンは観る者の胸を熱くする。普遍的な青春像を誠実なタッチで描いた傑作。(斉藤守彦) |
 | ATG映画傑作選 Vol.1 B00009P68V
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 | 配達されない三通の手紙 B00012T3E6
■Amazonエディターレビュー 山口県萩の名家、唐沢家の次女・紀子(栗原小巻)のもとに、3年前失踪した婚約者の敏行(片岡孝夫)が戻ってきた。周囲の反対を押し切り、ふたりは結婚したが、新婚3か月後のある日、敏行の妹と名乗る女性・智子(松坂慶子)が現れ、唐沢家に居座るようになる。それは、やがて来る唐沢家の災厄の前触れであった……。 『砂の器』『事件』などの巨匠、野村芳太郎監督が、エラリー・クィーンのミステリー小説『災厄の町』を原作に、舞台を日本に置き換えて手がけたミステリー大作。日本的情緒をいかに華麗に、そしてファッショナブルに展開させていくかというのが本作の主旨であり、そのためミステリー部分の底が浅くなった感はあるものの、そのゴージャス感みなぎるロマンティシズムの発露はやはり魅力的だ。野村作品の常連俳優たちが総出演という豪華さも嬉しい。松坂慶子のシャワー・シーンというサービスショットも当時はマスコミを大いににぎわせた。(的田也寸志) |
 | 英霊たちの応援歌 最後の早慶戦 B0007N3584
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 | 手紙 -殺しへの招待- DVD-BOX B0002TT0UA
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 | 北の国から 98 時代 B00007BKQG
■Amazonエディターレビュー 富良野で生きる黒板五郎と、彼の家族、彼らを取り巻く人々の人生を描くドラマシリーズのスペシャル版第7作。不倫の末、男と根室で暮らしていた蛍だったが、破局を迎え、子どもを身籠もって札幌で一人で暮らしている。純はゴミ処理の仕事にも慣れ、シュウの実家へ挨拶に行くが、彼女とはやや遠距離恋愛となり、心の溝を感じつつある。彼らの物語をメインに置きながらも、今回は人の力ではどうしようもない時代の変化と、それに翻弄される人々の、さらに大きなドラマが展開。本作についてまわる、無邪気な自然賛歌のイメージを根底から覆すシビアな現実が突きつけられる。だが、その果てにあるものは、81年のシリーズ開始以降のすべてを肯定する、感動のクライマックスである。(田中 元) |
 | 北の国から 89 帰郷 B00007BKQD
■Amazonエディターレビュー 北海道の富良野を物語の軸に、そこに暮らす黒板五郎と、彼の子供たちの成長を描く、スペシャル版第4作。 五郎は大量の材木を仕入れ、自分一人で丸太小屋を作り始める。いつの日か、五郎、純、蛍がまた三人一緒で暮らすためなのか、図面には部屋が三人分用意されていた。だが、蛍は看護学校へ通うため春から旭川へ行くこととなり、純は東京で暮らしながら全く連絡を寄こすことがなくなっていた。傷害事件を起こしてしまう純、行き帰りの電車で知り合った浪人生と恋に落ちる蛍。そんな二人を、五郎は歳を重ねたせいか、これまで以上に温かく受け入れる。より濃密に、より切なく、シリーズを通しある種のターニングポイントを迎えたともいえる作品。(田中 元) |
 | 独眼竜政宗 (3巻セット) B000069KRL
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