 | もののけ姫 B00005Q4I3
■Amazonエディターレビュー 時は室町時代。タタリ神の呪いを断つために旅立った勇敢な少年アシタカは、たどり着いたシシの森で、森の神々とエボシ御前が率いる製鉄集団が、バトルを繰り広げているのを知る。同じ時期、彼は、人間でありながら森の神々に味方する少女サンに出会う…。 生きるためには闘っていかなくてはいけないという、アシタカ、サンらの壮絶な生きざまを、ファンタジックなキャラクターを駆使して描いた、アニメ界の巨匠・宮崎駿監督作。構想16年、製作期間3年という力作だけあって、練りに練られたストーリーの中に、監督の哲学がしっかりと息づいている。海外でも公開され、絶賛された宮崎アニメの最高峰だ。(斎藤 香) |
 | 夜叉 B0006GB016
■Amazonエディターレビュー かつて大阪で名をとどろかせていた伝説のやくざ修治(高倉健)は、今では足を洗い、若狭湾の小さな港町で漁師を営みながら妻・冬子(いしだあゆみ)ら家族とともにささやかに暮らしていた。しかし、よそから流れてきた飲み屋の女将・螢子(田中裕子)とその情夫・矢島(ビートたけし)の出現によって、やがて彼は再び修羅の世界へと足を踏み入れていく…。 監督・降旗康男、撮影・木村大作、主演・高倉健の黄金トリオが放つノワール調やくざ映画。『冬の華』以来久々にやくざを演じた健さんだが、その背中に隠された刺青は人生の苦渋を負ったもので、それもまた痛々しいほど魅力的だ。ダークな映像、トゥーツ・シールマンスによるハーモニカのやるせない調べなど、ここでは徹底的に暗愁が漂い、その中で大人の男女の機微がせつなく描かれている。(増當竜也) |
 | ライブレボリューション21 春 〜大阪城ホール最終日〜 B00005L9J3
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 | ザ・レイプ B00006F23Y
■Amazonエディターレビュー 落合恵子が1981年に発表した同名小説をもとに、『四季・奈津子』などで女性映画に定評のある東陽一監督が映画化した作品。 若いキャリアウーマン・路子は、ある日自動車のセールスマンに強姦され、周囲の反対を押し切って告訴する。法廷では過去の男性体験など彼女のプライバシーが白日の下にさらされ、その結果恋人は彼女のもとを去り、さらなる苦境に陥ってしまい、結果的に懲役4年が求刑され、路子は第一審に勝つが、その代償はあまりに大きかった…。 主役のOLには田中裕子が扮しており、強い社会的メッセージを持つこの映画のヒロインを真摯な姿勢で演じている。一方で路子を支えるべき立場である恋人の植田が、彼女との間に距離を感じ別離の路を選ぶあたりは、リアルな現実をしっかりと受け止めており、植田を演じる風間杜夫の好演と相まって印象に残る。(斉藤守彦) |
 | 彩の国シェイクスピア・シリーズ NINAGAWA×SHAKESPEARE DVD-BOX B000657SCC
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 | 男はつらいよ 花も嵐も寅次郎〈シリーズ第30作〉 B000068RER
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 | GREEN LIVE B00005N72X
■Amazonエディターレビュー 2001年3月、さいたまスーパーアリーナで行われた「Hello! Project 大運動会」の、運動会終了後のライブの模様を収録。 1曲目の「恋をしちゃいました!」でタンポポがかわいらしく登場。「愛のバカやろう」(後藤真希)、「悔し涙 ぽろり」(中澤ゆうこ)など、ちょっぴりなつかしいタイトルが続く。4曲目の「ミニモニ。ジャンケンぴょん!」で、早くも会場の雰囲気は最高潮に達し、そのまま「恋愛レボリューション21」「恋のダンスサイト」ラストの「LOVEマシーン」まで一気に駆け抜けた。 6曲目の「恋愛レボリューション21」と8曲目の「I WISH」は、メンバーそれぞれのソロバージョン映像も収録。マルチアングルならではの見応えたっぷりの映像で、モー娘。たちのはじけた表情が印象的なライヴDVDだ。 |
 | NHK大河ドラマ総集編 翔ぶが如く B0000A125M
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 | ホタル B00005TOLO
■Amazonエディターレビュー 高倉健と降旗康男監督、木村大作カメラン。『鉄道員(ぽっぽや)』などで知られる黄金トリオが放つ新作。特攻基地のあった鹿児島を舞台に、戦中から激動の昭和の時代を生き抜いた、かつての特攻隊員・山岡の生きざまを描いていく。 昭和が終わり平成の世となって、かつての特攻隊の生き残り仲間が自殺する。病に侵された妻・知子(田中裕子)の余命がいくばくもないことを知った山岡は、戦時中彼女の婚約者であり、南の海に特攻していった韓国人・金山中尉の遺族を、夫婦で訪ねていく…。 鹿児島の象徴ともいえる雄大な桜島が、ここではどこか寂しげに、山岡夫婦の静かながらも熱い日々を見守っているのが印象的。ただし、健さんのセリフはまったく鹿児島弁になっていないのが難点。(的田也寸志) |
 | 嵐が丘 B00005HVSC
■Amazonエディターレビュー エミリ・ブロンテの小説を、日本に置き換えて吉田喜重監督が映画化した作品。中世。山部一族の東の荘の当主・高丸(三國連太郎)はある日、都から鬼丸と名づけた異様な容貌の少年を連れて帰る。鬼丸(松田優作)は下男として仕える。高丸の嫡子・秀丸(萩原流行)の妹・絹(田中裕子)は西の荘の嫡子・光彦(名高達郎)に嫁ぐことを決めるが、式の前日、鬼丸と愛を誓い合うのだった。 単なる恋愛小説の翻案映画化ではなく、独自の様式美と時代設定、出演者の所作やセリフ回しなど、きわめて演劇的ルックに満ちた作品。中でも松田優作の鬼気迫る熱演が最大の見もので、ラスト、片腕を切り落とされて火山の火口へと消える姿は、その役名通り鬼のような形相が凄まじい。林淳一郎による幻想的な映像と武満徹の美しい音楽が、緊張感に満ちたこの作品を格調高く彩っている。(斉藤守彦) |