 | ドレミファ娘の血は騒ぐ B00005MIH9
■Amazonエディターレビュー もともとはポルノ映画『女子大生・はずかしゼミナール』として制作されたが、一般映画として再撮影、再構成され1985年に公開された、黒沢清監督の劇場用映画第二作。 高校時代の先輩・吉岡を慕って田舎から家出し上京した秋子(洞口依子)はさる大学に侵入するが、そこでは堕落したキャンパスライフを送る学生や、奇妙な平山教授(伊丹十三)たちがゆらゆらと生息していた。吉岡は軽薄なダメ人間と化しており、絶望した秋子は帰郷しようとする。そんな彼女に平山が“恥じらい”に関する実験をすべく声をかける。 作品のタッチは自主映画風の映像・演出が目立ち、その青臭さがいささか鼻につく。これが映画デビューの洞口を愛でるように捉えたカメラがエッチ。万田邦敏、塩田明彦、篠崎誠といった、後に監督デビューする才能たちがスタッフとして参加している。(斉藤守彦) |
 | 呪怨 B00007K4MY
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 | 愛という名のもとに DVD-BOX B0002B5AZ2
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 | 富江 B000197HN8
■Amazonエディターレビュー 生まれ変わっては男を虜にして破滅させていく美少女、富江を描いた伊藤潤二の連作ホラー漫画の映画化。東京でひとり暮らしをする月子は高校時代に交通事故に遭い記憶を失っていたが、記憶喪失と関連すると思われる同級生富江は失踪していた。それから3年、彼女の恋人の前に富江と名乗る女性が現れ、月子の周囲では陰惨な殺人事件が次々と起こった。 富江とはいったい何者なのか、記憶喪失は何だったのか、自分自身の存在をかけて月子は富江と対決をするのだった。月子役中村久美の清楚さとは対照的な富江役菅野美穂の怪演。富江のキャラクターに狂気と寂しさの同居した実在感を与え、富江を単なる怪物から救い出している。東京では単館上映であったが、予想以上のヒットとなり、以後伊藤漫画の映画化が一種のブームとなった。(堤 昌司) |
 | セブンズ フェイス B00005HXP0
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 | ミカドロイド B00006LF02
■Amazonエディターレビュー 特殊メイクの第一人者である原口智生が、初めて監督した作品。特技監督をこの後「ガメラ」シリーズを手がける樋口真嗣が務めており、低予算ながら頓知に富んだ特撮映像を見せて楽しませる。 第二次世界大戦末期、陸軍地下研究所にてひそかに進められていた不死身の兵士、第百二十四式特殊装甲兵ジンラ號は、計画の中止により地下深く終戦とともに埋もれていたが、戦後四十五年に復活。プログラム通りに大量殺戮を遂行し始める。 ダルマ・ストーブをイメージしたというジンラ號の造形がユニークで、そのレトロな外観と起動音ひとつにまでこだわったディテイル、無骨な動きと無表情ぶりが冷徹な戦略兵器としてのリアリティを巧みに表現している。また戦時中に使用された銃器を再現するなど、ガン・エフェクトにもこだわりを見せている。(斉藤守彦) |
 | CURE キュア B00005HSIR
■Amazonエディターレビュー 医科大の精神科の学生だった萩原聖人扮する青年が、催眠術を使って偶然出会った人々の心の奥に潜む狂気を呼び覚まし、次々と殺人を教唆(きょうさ)していく。役所広司扮する刑事は事件を追っていくうちに、自らが抱える不満を表出していき、皮肉にも癒されていく。 「僕の映画の中ではホラーならホラーといった、単純なジャンル性が次第に混乱を来していく」と監督が語っているように、この映画はサイコ・サスペンスの枠を超越し、人間のもろさや狂気を鋭い視点で描いた超一級作品。 観る者をぐいぐい引き込んでいく緊張感のあるストーリー展開のあいまに見せる、妙に広い病室、人気のまったくない診察室、空中を走る路面バスや残酷な殺害シーンのバックに流れるすっとんきょうな音楽は、現実と非現実がないまぜになった黒沢清独特のユーモラスな映画的世界だ。精神を病んだ妻を支える一見妻思いの刑事が、妻への殺意を表出し、癒されていく姿を演じる役所広司の演技は必見。(野澤敦子) |
 | 富江 B00005G05L
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 | 呪怨 ビデオオリジナル版BOX B00009V9PF
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 | ノースポイント ポートタウン(1) B00009KM17
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