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 | 宇宙の法則 B00013YR2I
■Amazonエディターレビュー 東京でデザイナーとして活躍していた良明(古尾谷雅人)は、父親の死をきっかけに故郷へ戻り、家業の機屋を継ぐ決意をする。しかし兄の一也(長塚京三)は機屋の存続に反対し、母親の君子(馬渕晴子)は悲しみのあまり、機織り機械をすべて売り払ってしまった。やむなく良明は、違う道で機織りと関わっていこうとするが……。 『ガキ帝国』『ゲロッパ!』など、とにかく元気のいい動的魅力にあふれる映画を作り続けている井筒和幸監督が、珍しく静の魅力を醸し出す青春映画の秀作。淡々とした映像美の中、青春期の終わりと現実への認識を痛感する若者の姿がさりげなくもリアルに捉えられている。宇宙の法則という一見ミスマッチな題名も、映画を観終えると容易に理解できる構造になっている。今は亡き古尾谷雅人の代表作の1本としても、ずっと記憶の中に留めていたい作品である。(的田也寸志) |
 | 私をスキーに連れてって B00005FPRN
■Amazonエディターレビュー スキー用品メーカーに勤める文男は、冬のゲレンデでOLの優と出会い、恋に落ちる。しかし、2月14日に万座で行われるスキーブランド発表会の準備に忙殺され、優となかなか会えない文男。そこで発表会当日、文雄は優のために、ともに志賀へ行くことを選ぶのだが…。 流行の最先端を追う企画編集集団ホイチョイ・プロダクションの、第1回映画製作作品である。それまでの日本映画にはなかった軽やかで、ファッショナブルなラブストーリーを実現した。松任谷由実のヴォーカル曲の数々が、巧みにツボを押さえている。また、グッズにこだわる馬場康夫監督の演出も、当世若者のニーズにうまくこたえていた。この手の作品に不可欠ともいえるラブシーンをあえて描かなかったあたりも、センスを感じさせる。スキーウエア姿の原田知世がとても可愛い。(的田也寸志) |
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