 | 蝉しぐれ B00014B1SK
■Amazonエディターレビュー 藤沢周平の長編時代小説のドラマ化。東北の小藩に生きた下級武士の息子の波乱に満ちた青春模様が、奇をてらうことのない正攻法で描かれている。義父・牧助左衛門(勝野洋)が藩の世継ぎ争いの陰謀に巻きこまれ、ついには切腹させられてしまう。反逆者の子という烙印を押された文四郎(内野聖陽)は、その屈辱に耐えて勤めと剣術に励み、仇である主席家老・里村左内(平幹二郎)への復しゅうを誓う。 社会の理不尽に直面する中で、義を見てせざるは勇無きことかとの決断を迫られる主人公の耐え忍ぶ姿、ひたむきな思いが切々としていていい。文四郎とふく(水野真紀)との宿命的な関係も物語の見どころ。敵方の松明を避けるため、舟底に横になって身を潜める場面の美しさたるや。月明かりに照らされる2人の絡み合う姿には息をのむ。また、闇に真剣の輝きだけが鈍く光る殺陣も迫力満点だ。ただ、ほとんど忍術のような秘剣村雨の再現には、肩透かしを食わされた気分。(麻生結一) |
 | 白い影 その物語のはじまりと命の記憶 B00008MMW7
■Amazonエディターレビュー 2001年冬に放送され、高視聴率をあげた中居正広主演の連続ドラマ「白い影」のスペシャル版。レギュラー放送で描かれた天才外科医の人生の終末から時をさかのぼって、主人公の知られざる過去が明かにされる。 理想の医療現場を求めて、大学の恩師七瀬(山本學)が院長を務める信州の病院に転勤した直江(中居正広)。絶望的な疾患をわずらう少女を救おうと、彼女の治療に全力を注ぐ直江だったが、そのとき彼自身の体にも異変が起きはじめていた…。 直江はなぜあれほどまでにかたくなになってしまったのか、という問いに対して、明確に答えてくれるこのアナザーストーリー。その挫折に焦点を絞った潔さが、泣けるドラマとしての魅力に更なる真実味を与えている。マーラー、ラフマニノフ、プッチーニの名曲にのせて、直江の精神的苦悩を中居正広が大熱演。(麻生結一) |
 | 都会の森 DVD-BOX B0007MTBL0
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 | 白い巨塔 DVD-BOX 第一部 B0000SYA94
■Amazonエディターレビュー 大学病院に渦巻く人間模様を鮮やかに切り取った山崎豊子による同名小説の映像化は、映画とテレビを含めると実にこれが5度目となる。とりわけ、田宮二郎が主演した1978年版はテレビドラマ史に残る金字塔なだけに、それから25年ぶりとなるリメイクにはいささか不安もあったが、冒頭の手術シーンからいきなりに釘付け。一気呵成に見せきる語り口のうまさにはただただ圧倒的されるばかりで、えげつないまでの権力闘争と医療のあり方についての真摯な問いかけとが交錯する“白い巨塔”の世界に、瞬く間に引き込まれてしまうこと受け合いだ。 1話から10話までの第1部では、浪速大学医学部第一外科の教授選がドラマの焦点に。その座を狙う助教授の財前(唐沢寿明)と、そうはさせじと画策する現教授の東(石坂浩二)の両陣営が繰り広げる激しい選挙キャンペーンに、読み物的なおもしろみは回を追うごとに高まっていく。『白い巨塔』が時代を超えて理屈抜きに楽しめる稀有な作品であることは、話の先を知っている人ほど再認識させられるのではないだろうか。財前とは水と油の病理学教授・大河内を演じる品川徹を筆頭に、色のついていないフレッシュなキャスティングもいい。あざとさと繊細さと華麗さとが折り重なり合う怒涛の展開に、いやが応にも第2部への期待感を抑えられなくなる。(麻生結一) |
 | エンジェルターゲット 殺戮天使 B0002B56BA
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 | 炎の如く 吉田松陰 B00005HR1Z
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 | 白い巨塔 2 B0001D0NDA
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 | 白い巨塔 1 B0001D0ND0
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 | 白い巨塔 3 B0001D0NDK
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 | ベストパートナー ('97放送 / 出演 内村光良、坂井真紀) B0001X7YLO
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