 | フレンズ ― メモリアル・ボックス B000063CUA
■Amazonエディターレビュー 韓国のキムタクこと人気俳優ウォンビン、演技派アイドル深田恭子共演による日韓合作ドラマ。日韓の脚本家が前編・後編を書き分け、日韓で同時放送という新しい試みがなされた記念碑的な作品だ。 香港旅行でひょんなことから出会った映画監督志望の青年キム・ジフン(ウォンビン)と智子(深田恭子)。夢を語り合い、互いに惹かれていく2人だが、ジフンの兵役、家族観の違い、両親の反対など、さまざまな壁に阻まれてしまう。離れ離れになっても想いを育てていく2人。ジフンが智子をモデルに撮影した映像が、やがて彼らの夢をつないでいく…。 透明感のある映像と、練られた脚本、主演ふたりの真摯(しんし)な演技が心を打つ。ソウルの街や鉄道の風景、若者に課される兵役という重い現実など、さりげなく描かれた韓国の姿も興味深い。(茂木直美) |
 | ラストクリスマス DVD-BOX B00067HDZW
■Amazonエディターレビュー 織田裕二が『東京ラブストーリー』以来、13年ぶりにフジの月9に主演したロマンティック・ラブストーリー。 大手スポーツ用品メーカーでスポーツ事業部主任を務める春木健次(織田裕二)は、企画した大会のために訪れていたニュージーランドのゲレンデにて、上司の新谷(伊原剛志)の秘書である物静かで清楚な青井由季(矢田亜希子)と出会う。帰国後、壁1枚でしか仕切られていないお隣に引っ越してきたのは、元レディースにつきガテン系ぶりを遺憾なく発揮する、まるで別人のような由季その人だった。 主演の織田裕二にプロデューサーの大多亮、脚本家の坂元裕二と『東京ラブストーリー』のトリオが再結集したドラマだけに、90年代風のノスタルジックな趣向は満載。健次と由季の夫婦漫才風の掛け合いが楽しい雰囲気であればあるほど、本当は大病を患っていた由季とそんな由季を優しく見守る健次の関係がいっそうせつなく感じられるところ。こういうちょっと軽みのある役は、やはり織田裕二の独壇場である。(麻生結一) |
 | SWEET SEASON(4枚組BOX) B00006G8V0
■Amazonエディターレビュー 旅行代理店に勤めるOLの真尋(松嶋菜々子)。彼女は上司の五嶋(椎名吉平)に心惹かれていたために恋人と別れ、やがて彼との関係が始まる。だが、彼には妻がおり、幼い頃に父の不倫のためにさまざまな辛い思い出のある彼女は罪悪感を感じざるを得ない。心の底から愛した相手との関係が不倫であることに心揺れる女性の姿を描くとともに、物語はヒロインの父母の物語にも入り込み、単なる恋愛ドラマの枠を越えたストーリーが展開。老若男女問わず引き込まれる要素がたっぷりで、はまったら号泣必死の感動が待っている作品。(田中 元) |
 | マイリトルシェフ DVD-BOX B00007JMND
■Amazonエディターレビュー 2002年にTBS系列で放送された料理ドラマのDVDボックスセット。全10話を5枚のディスクに収録。 亡くなった天才シェフを父に持ち、自身も天才的な料理の腕を持ちながら、田舎町の老人ホームの料理長をしている瀬理(矢田亜希子)と、その異母妹の名津菜(上戸彩)。東京でシェフをやってみないかとの言葉にそそのかされて2人で上京するが、紹介された店「エトワール」はすでに人手に渡っていた。しかしエトワールを乗っ取られた健作(阿部寛)と出会い、ともに小さなレストラン「プティ・エトワール」を開店。オーダーメードのレストランとして人気を集め始める。毎回登場するゲストと、彼らを取り巻く問題をその都度変わる料理によって解決に導く展開が楽しい、見ていて食欲がわいてくる不思議なドラマ作品。(田中 元) |
 | 恋ノチカラ4巻セット B0000687N5
■Amazonエディターレビュー 恋に仕事にすべてが可能だと信じて疑わなかった20代が過ぎ、30歳を迎えて夢見ることから卒業しようと心に誓っていた籐子(深津絵里)。そんな30代的倦怠真っただ中のヒロインが、転職をきっかけに再び夢に向かって奮闘する姿を描いたハートフル・ラブ・コメディ。広告代理店につとめるしがないOLの籐子は、昔憧れていた同じ会社の貫井(堤真一)が独立して作った新会社に引き抜かれることになり、有頂天になるのだが…。 深津絵里が籐子のせつない心情を見事に演じきる。表情の切り替えが実に巧みで、とりわけ一人芝居のパートのおかし味は絶品。ラブ・コメのツボを心得たその喜怒哀楽のすべてが、悲しいやら楽しいやら。脚本のメリハリは今一歩だが、彼女の緩急自在な演技がドラマのすべてを救っている。(麻生結一) |
 | やまとなでしこ DVD-BOX B00005HW84
■Amazonエディターレビュー フジテレビ系列で放送され大ヒットした、松嶋菜々子主演のラブストーリー。会話が楽しくテンポがいい、痛快なコメディだ。 国際線スチュワーデスの桜子。彼女の人生最大の目標は、究極の金持ちの男性と結婚することだ。最強の相手を見つけるために、その美貌を武器にして、合コンに忙しい日々を送っていた。ところがある日の合コンで出会った魚屋の欧介を、大金持ちの医者と勘違いしてしまう。 松嶋菜々子がコメディエンヌという新境地に挑んだ作品である。強烈なパワーをもつ桜子をおかしく、かわいらしく演じて大笑いさせてくれる。欧介役には堤真一。恋に奥手で不器用な男性を、素朴な味わいで演じている。そのほか西村雅彦、筧利夫などの芸達者が脇を固めている。(星乃つづり) |
 | 僕の生きる道 DVD-BOX (デジパック仕様セット) B000094JA5
■Amazonエディターレビュー 余命一年と宣告された高校の生物教師が、死の恐怖と直面し向き合う中で、生きることの真の意味を見出していく静かなる感動編。ここに描かれる理想的な死出の旅は、あまりにも過酷でせつない。しかし、そんな過酷と反比例するかのように、ドラマは歩みを進めるほどに静かな幸福感で満たされていく。何気ない台詞ひとつひとつから誠実がにじむ脚本と、抑制の効いた演出のトーンとが、絶妙のバランスでこのドラマの真実味を形作っている。 死を目前にして、何かしらの自分を懸命に刻印しようとする成り行きは、黒澤の???????????????にイコールだが、日常を丁寧につむいだ演出は小津調だったりするねじじれぶりが面白い。聖職者のような神々しさを放つ草g剛と、凛とした健気さで主人公を励ます矢田亜希子の静かなる熱演が胸を打つ。台詞に力があり、見せ方にうまみがあり、ドラマのあり方に誠実がある。素晴らしいドラマだ。(麻生結一) |
 | 白い巨塔 DVD-BOX 第二部 B0001KNIB2
■Amazonエディターレビュー 教授選の激しい攻防が見ものだった第一部から一転、この第二部では教授の座に上り詰めた財前(唐沢寿明)が患者の遺族に訴えられる医療過誤裁判を中心にドラマは展開していく。佐々木庸平(田山涼成)の術後の病状に不安を抱いた柳原(伊藤英明)から何度となく診察を請われるも、教授就任の有頂天の心持ちに加えて、ポーランドで開かれる国際外科医学会の準備に忙しい財前はそれどころではない。日本を飛び立った財前はワルシャワでも完璧な執刀ぶりを見せつけ、ポーランドの医師たちをうならせる。時を同じくして、里見(江口洋介)から佐々木庸平の容態が悪化していることを知らせるメールが届いていた。 裁判をめぐって繰り広げられる人間模様は実にスリリング。これほどの作品であるならば、さらなるキャラクターへの肉薄も期待したかったが、語り口のうまさ、見せ方の巧みさがそれを補って余りある。ドキュメンタリー以外では世界初となったアウシュビッツ強制収容所跡でロケを行ったことでも話題になった。冷気が張りつめたかようなポーランドのシーンはいずれも圧巻である。(麻生結一) |
 | 白い巨塔 DVD-BOX 第一部 B0000SYA94
■Amazonエディターレビュー 大学病院に渦巻く人間模様を鮮やかに切り取った山崎豊子による同名小説の映像化は、映画とテレビを含めると実にこれが5度目となる。とりわけ、田宮二郎が主演した1978年版はテレビドラマ史に残る金字塔なだけに、それから25年ぶりとなるリメイクにはいささか不安もあったが、冒頭の手術シーンからいきなりに釘付け。一気呵成に見せきる語り口のうまさにはただただ圧倒的されるばかりで、えげつないまでの権力闘争と医療のあり方についての真摯な問いかけとが交錯する“白い巨塔”の世界に、瞬く間に引き込まれてしまうこと受け合いだ。 1話から10話までの第1部では、浪速大学医学部第一外科の教授選がドラマの焦点に。その座を狙う助教授の財前(唐沢寿明)と、そうはさせじと画策する現教授の東(石坂浩二)の両陣営が繰り広げる激しい選挙キャンペーンに、読み物的なおもしろみは回を追うごとに高まっていく。『白い巨塔』が時代を超えて理屈抜きに楽しめる稀有な作品であることは、話の先を知っている人ほど再認識させられるのではないだろうか。財前とは水と油の病理学教授・大河内を演じる品川徹を筆頭に、色のついていないフレッシュなキャスティングもいい。あざとさと繊細さと華麗さとが折り重なり合う怒涛の展開に、いやが応にも第2部への期待感を抑えられなくなる。(麻生結一) |
 | HOTMAN Vol.6 B0002YD5VU
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